[第3図からの指し手]
▲34ワーカー(歩) △55ワーカー ▲74ワーカー △65ディア(桂) ▲64ワーカー(第4図)
さて前回はハタル長老、さすが詰将棋の天才というか、人が思ってもみない手を指すのが好きなようで、1筋の連続ワーカー突きが強烈だったけど、こんどは将棋でいえば「角道を開ける」という、チータを活躍させるためのごく当たり前と思えた△34ワーカーだが。
ピカリス「こんにちは、ピカリス・ヤスキッチです。今回から大盤解説に加わりました」
――おー、バイオリン持ってやってきましたね。ではさっそくお願いします。
ピカリス「△34ワーカーは、あくまで私の独断ですが、やや危険でした」
――というのは?
ピカリス「この手はチータを使おうとしたのですが、ここまで使わなかったのですから、そのまま眠らせておくのも一法でした。というのもこれによってタクリン側のチータも牙をむくことになるからです」
――それで、いよいよタクリンは▲65ディアと攻撃を開始しましたね。
ピカリス「ええ。ディアは一度動かすと元に戻れません。決断の一手です」
――だけど、△64ワーカーと突かれて、すぐにディアが取られちゃいそうですよ。
キラット「たしかに将棋の場合は『桂馬の高飛び歩の餌食』という格言通りですが、このJ-CHESSパターンモードでは中央の攻めが厳しくなるときがあるので、そんなに無理筋ではありません」
――おっと、こんどは校長先生のお出ましだ。それじゃ、キラット校長とピカリスでやってもらおう。
ピカリス「校長先生、△64ワーカーのところで、ほかに有力な手として54ワーカーもありそうですね」
キラット「ああ、なるほど。もし同ワーカーなら、88チータ変身で大成功ですか」
ピカリス「△64ワーカーは、たしかにディアを捕まえにかかれるんですが、このパターンモードで53の地点は、いわばハタル長老の心臓部分。やりにくかったものと思われます」
キラット「ですから、持久戦を狙うなら△74ワーカーのところで、先に△64ワーカー(変化A図)と、前もってディアの行く道をふさぐ手もありましたね」
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