第2回 キャッチパズル入門の巻1
ではここで、ハタルが「キャッチパズル(詰将棋)」の基本的なルールを説明しておくぞ。じつは詰将棋の世界でも、ルールは細かいことになると、人によっていろいろな解釈があって、いまだもめておる最中なのじゃ。だから、J-Chessのキャッチパズルでも、ルールは基本の基本だけ書いておこう。なあに、ややこしい決まりを使うような高度な問題は当分は出さんから、これでじゅうぶんじゃ。
《キャッチパズル七ヶ条の憲法》
- キャッチパズルにレインボー城は関係ない。オーロラ城に住むキングを詰めれば勝ちじゃ。きみとキングの戦いじゃ。詰めるというのは、キングがどこに動いても、きみのほうのコマにとられてしまう状態をいうんじゃよ。
- きみは、キングに対して王手の連続で詰ませないといかん。
- しかも、いちばん短い手順でキングを詰ませるのじゃ。
- キングは、いちばん長い手順になるように逃げなければならない。ただし、イーグル・チータ・ビーで攻められたときに、無駄な合いゴマをしてはいかん。ただの延命手段は、一国一城の主としてみっともないぞ。
- なお、キングのいちばん正しい逃げ方を考えるのも、きみの役目なんじゃ。キャッチパズルというのは、攻めるだけでなく、最善の守り方も考えるゲームなんじゃよ。
- きみに与えられた持ちゴマ以外、残りのコマはすべてキングが持っていると考えるのじゃ。いちいちキングの持ちゴマは書いてないが、ゼロだと思わんようにな。
- きみは同じタテの筋にワーカーを二枚置く「ダブルワーカー」をしてはいかん。それからワーカーを打って詰める「ワーカー・キャッチ」も反則じゃ。これについては「J-Chessの遊び方」でも説明してあるぞ。
どうかな、以上が「キャッチパズル七ヶ条の憲法」じゃ。
これだけ読んでもさっぱりわからん、という状態でもよろしい。私とパラパが具体的な問題を使って説明していくうちに、しだいにわかってくるようになるじゃろ。案ずるより生むがやすし、習うより慣れろ、じゃ。