赤パンツの店を左手に見ながらさらに進むと、有名な「とげぬき地蔵高岩寺」がある。「とげぬき地蔵」とは、毛利家の女中が誤って針を呑み込んだが、地蔵菩薩の御影(おみかげ)を一枚飲ませると、御影に突き刺さった形で針を吐き出した、という言い伝えによる。
しかし、これは秘仏で一般には公開されない。その代わりに、境内に入ると参拝客が列を作って並び、水を掛けたり、布で拭いたりしている像がある。これは観音さまで「洗い観音」という。以前はタワシでこすっていたそうで、そのため観音さまの顔が磨り減ってしまい、現在の像に取り替えられてからは、布でこするようになった。
ともかく、有名な巣鴨の「とげぬき地蔵」では、お地蔵さんは見ることができずに、拝めるのは観音さまなのである。
(2009/6/12 NSE-257 撮影2009/01/31)