2012年4月22日日曜日

担当編集者から vol.50『勉教』@角川ホラー文庫


特殊能力者を集めた捜査班「チームクワトロ」が難事件に挑む、「警視庁超常犯罪捜査班」シリーズ。

第一弾の『ミステリオ』では、官房長官の殺害予告をした、眼球を欠落させる連続猟奇事件の犯人を追いました。

シリーズ第二弾では、いったいどんな敵が「チームクワトロ」の前に現れるのか?



ワクワクしながら最初の原稿をいただいたときに、目に飛び込んできたタイトルが――『勉教(べんきょう)』!?

思わず二度見してしまったタイトルは、これが初めてです。





なんと不思議な……と思いながら読み進めるうち、この作品にはこのタイトルしかない、と納得しました。



自らの脳にこそ、神が宿る。謎のカルト宗教を信じる天才小学生5人が、ある驚愕の計画を実行すべく画策しています。 その宗教が『勉教』なのです。

この5人は恐るべき天才なのですが、ときおり見せる小学生らしさに、思わずクスリとしてしまいます。 犯罪集団なのに、なぜか憎めない。

「チームクワトロ」の4人に匹敵するキャラクターの5人組の活躍を、ぜひご期待ください!



本シリーズに登場する、人語を理解できるネコ「田中」。そのモデルになったショコランが亡くなった、と聞いたときには、非常に驚き、言葉が出ませんでした。ショコランがいなければ、このシリーズも、別の物語になっていたかもしれません。

ショコランに感謝を捧げると共に、ご冥福をお祈り申し上げます。
(角川書店 岡田博幸)



【作者からひとこと】

◎いつもは舞台裏を明かさない主義のぼくですが、今回だけは少し。

◎ぼくとショコランのダブル体調不良で、完成がズルズルと延び、綱渡りのスケジュールとなりましたが、ショコランがあと三日早くダウンしていたら、この作品の完成はなかったかもしれません、

◎そんな超タイトなスケジュールの中、担当編集者の岡田君は、ほんとうによくやってくれました。彼はぼくの担当者の中で最年少ですが、極限状態にあるぼくを精神的に追い詰めないようにという配慮は格別のものがありました。


◎ありがとう。

◎それからホラー文庫の野崎智子編集長をはじめ、関連部署のみなさん、校正者の方、印刷所の方には多大なご負担をかけ、そのご尽力に感謝します。



◎おかげさまで、納得のいく作品に仕上がりました。

◎おたのしみください。