2012年3月4日日曜日

たぶんそれは感謝の涙

「ヒューゴの不思議な発明」に、なぜ感動の涙を流したのだろうかと考えていたんですが、たぶんそれは「映画」という媒体そのものに対する感謝の気持ちから出たものじゃないかと思ったわけです。




個別の作品について感動したことは数え切れないけれど、これは「映画」そのものに「ありがとう」と言いたくなる内容なんですね。

だから3Dで見ないと意味がない。

というのは、3D的な画像がすばらしいという理由からではなく(もちろん、すばらしいですけど)、100年ちょっとのあいだに映像技術がここまで進歩した、ということを「アバター」ではなく、この作品で体感してこそ、映画が大好きな人間にとっては意味があるからです。




以前、封切り時に「アバター」を見たとき、ぼくは「もう2Dの世界には戻らない」というジェームズ・キャメロンの言葉に強い違和感を持ち、映画って、そんなものじゃないと思いましたが、白黒の無声映画がオスカーを取るという流れは、健全だと感じました。

そして「アバター」に較べれば「ヒューゴの不思議な発明」は3Dにする意味がちゃんとほかにあったから、すばらしいのです。