2011年11月14日月曜日

▲「担当編集者から」VOL.47『ウイニングボール』@ハルキ文庫

私 は何を隠そう、高所恐怖症だ!!

大げさではなく、今回の吉村さんの小説の取材には、編集者生命 をかけました。

一生に一度であろう、アクロバティックなヘリコプター体験。(吉村さんのあとがきに詳しい)「生きた心地がしない」という言葉をま・さ・に実感した経験でした。

しかしながら、山には完全に魅せられてしまいました。




登山じたいの楽しさはもちろんのこと、想像を超える山の雄大な美しさには、深く感動しました。

特に忘れられないのは、西徳山荘からみた“日の出”です。

今回の本は、吉村さんの心身を通した取材経験がいかんなく発揮されています。

また山岳小説の要 素だけでなく、ミステリー、家族小説、友情小説、恋愛小説……でもある、とても欲張りな作品です。ぜひ、ぜひ、お読み下さい!
(角川春樹事務所 原知子)



【作者からひとこと】
原さんの「生きた心地がしない」というのは決しておおげさなコメントではありません。レスキューヘリのデモンストレーション飛行では、「原さん、よくがんばった」(笑)とほめてあげたいです。

ヘリから降り立ったときの彼女の顔は、人間、これぐらい白くなれるのかと思うくらい真っ白になってましたからねー。

「真っ青になった」という表現は作家としてよく使いますが、恐怖の度を超すと、青じゃなくて白になるんですね。

恐怖に美白効果があるとは知りませんでした…。そのレポートはまた近々。