2011年10月23日日曜日

『十三匹の蟹』 ロケ地めぐり⑦


瀬戸内海は偉大な海だ。

この内海があるからこそ、日本という国の歴史はいまの形につくられていったと断言してもよい。




瀬戸内海がなければ、本州・四国・九州という分け方もなく、おそらく北九州から近畿圏への文化の移動も、まったく違う形になっていただろう。

日本が独占的に利用できる豊富な漁場もなくなるわけで、現代人の食文化も、もっと単調なものになっていたはずだ。



そもそも国造りの神話は、この瀬戸内海をイメージしてつくられたと考えるのが妥当だ。

瀬戸内海の島影に、神々しさを感じるのもそのせいだろう。

この海を船で進んだとき、そこに神の存在を感じなかった為政者はいないのではないか。もちろん、平清盛も。