2011年9月6日火曜日

富士見アングル

ゆうべは寒いと感じるほど涼しかった。

だからというわけではないが、冬の富士山の写真。

最近のショットではない。10年前の12月に撮影。たまたま昔の写真を整理していたら出てきた。

どこで撮影したかというと――





東京は大田区の田園調布駅から徒歩数分のところにあった、以前の仕事場のベランダから撮ったものだ。

手前の山並みは丹沢山地である。いちばん左に、わずかにポコッと盛り上がっているのが、たぶん大山(おおやま)ではないかと思われる。

落語の「大山詣り」にも出てくる信仰の山だ。



むかしは江戸の真ん中にいたって、ちょっと高みに上ればこうした風景が見えたはずである。だから都内のあちこちに「富士見坂」とか「富士見台」とか「富士見町」というふうに、富士山が見えるぞという地名が残っている。

しかし21世紀の東京でも、依然として富士山は、場所によっては、こうやってきれいに望むことができるのだ。意外なことに、この撮影ポイントから富士山までは、直線距離にして100kmない。

あんがい東京は富士山に近いのだ。