2011年9月28日水曜日

アウェーの洗礼


「アウェーの洗礼」という言葉はサッカーですっかりおなじみだが、野球にもある。それは、たんにホームゲームとビジターとで、応援の優劣がガラッと変わるだけではない。

意外なところにも、アウェーのハンディはあった。

写真は、京セラドームのビジターチーム側のブルペン。



京セラドームといえば、いま西武ライオンズと並んで絶好調のオリックス・バファローズの本拠地。そして、阪神タイガースもホーム球場として使用する。

このビジターチーム側のブルペン、とくにアウェーの洗礼を受けるようなハンディはなさそうに思える。しかし、この写真単独で見ただけではわからない、たいへんなハンディが、ホームチームに較べてあるのだ。





答えはマウンドの数。

ちょうど撮影時に、整備の方がカバーをとりはずし、マウンドを整えはじめたが、見てのとおり、ふたりのピッチャーが同時に投げられるようになっている。

ところが、ホームチーム側のブルペンは三人同時に投げられるのだ。

なにも、そんなところで「C国」のようなビジターいじめをしなくてもいいと思うのだが(笑)。



なお、壁や天井全体に張られているダークグレーの材質は、吸音性の高いもので、キャッチャーがミットで球を受けたとき、必要以上にピシーンと響かないようにしている。

試合本番でだだっ広いドーム球場のマウンドに上がると、キャッチャーが受ける球音はさほど響かない。それとあまり差がないようにしておかないと、「楽屋の大将」ではないが、狭いブルペンの反響音だけで、「ああ、カンチガイ」をしてしまうからだ。

よく考えてつくってあるなあ。



左の壁に据えられた時計の隣にある電話は、ベンチ直通電話で、ブルペンコーチが投手の仕上がり状況を試合中にベンチに報告する。

また、キャッチャーが座る後ろ上方の壁にはテレビカメラが備えてあり、その映像もベンチに置かれたテレビに映し出されるようになっている。