2011年7月17日日曜日

数年ぶりにパス

ここ数年、宵山と山鉾巡行は欠かさず「出陣」していた祇園祭。ことしは仕事の関係でパスせざるをえず。



だが、行かなくて正解だったかも。宵山は16日、山鉾巡行は17日と、日付で決まっている祇園祭は、曜日の組み合わせと天候で見物客の出足が大幅に異なる。

ことしの宵山は、幹線道路の四条通でさえ、すんなり歩けないほどの恐ろしいほどの人出だったようだし、京都テレビは毎年山鉾巡行の生中継をするのだが、沿道をびっしりと埋め尽くした人垣は、これまたここ数年で最高。そして気温は33℃とか。



毎年、目の前でバタバタと人が倒れるのを見ているから、ことしはすごいことになっているんだろうなと想像した。

そういうところは一切報道されないけど、晴天の山鉾巡行では、救急車の出動がひんぱんにあるのだ。そして、みんな死にそうな顔で見ている。

とくに悲惨なのは、高いお金を払って「観覧席」で見ている人たち。せっかくキープした場所なんだからと炎天下で同じ場所に座りっぱなしというのは、拷問に近い。一度で懲りた。



昼間の巡行だけでなく、宵山の新町通(しんまちどおり)や室町通(むろまちどおり)の狭い路地に集まった人の流れは、体験者なら「もう二度とごめん」と弱音を吐く人もいるであろうほどのすさまじさ。

しかし、それもまた祇園祭の風物詩で、「二度とごめんだ」といいながら、毎年行くたびに、チューブから押し出されるマヨネーズのごとく、路地を埋め尽くす人の大洪水の中に身を置いてしまう自分がいるのだ。「早くここから出してくれ~」といいながら。

どうもそれを体験しないと夏がきたような気がしなくて。

そういう意味では、テレビで見るだけのことしは、まだ「京都の夏」がきた気がしないのであった。