2011年6月13日月曜日

正解と解説 第15問

ついに最終問題にやってきました。第1問の解説をUPしたのが5月25日ですから、20日がかりの解説になりました。

いや~、そう考えると壮大な?スケールでしたね。

では、なにはともあれ最後の解説にいきましょう。

【問題】

⑮その横溝正史賞授賞式で、当時角川書店の専務だった、現会長の角川歴彦氏に紹介されたとき、紹介役の部長が「こちらが『○○○○○○○○』の吉村さんです」と言ったために、角川専務は「えーっ!」と大声をあげ、表情をこわばらせて激しく驚かれた。だが、そのあとに事情がわかって一転、大爆笑となった。部長が発した問題のことばをジャスト8文字で答えよ。



【解説】

いまでもそのシーンをリアルに思い出せる。角川専務がいらして、控室の席に座っておられた。そこで部長氏が私を当時専務の角川歴彦氏の前につれていって、こう紹介したのである。「こちらが『ゴーストライター』の吉村さんです」

部長も私も、それが最終候補に残った作品のタイトルだとわかっているから何の違和感もなかったが、角川専務にしてみればカギカッコ『 』が取れた文章で聞き取られるわけだ。

部長「こちらがゴーストライターの吉村さんです」。

専務「ええええっ!」

そりゃ大声を発し、血相を変えられるわけだ。佳作受賞作品に影のゴーストライターがいて、しかもその人物を部長が悪びれず堂々と専務に紹介した形になったのだから。

それが小説のタイトルとわかって、「なあんだ」と一安心。そして一同大爆笑となった。

2003年3月7日のファンメールや、PC版「作品検索」『ゴーストライター』角川文庫版にこのエピソードは出ている。



ちなみに私はニッポン放送時代、会社にないしょのアルバイトで「ほんとうのゴーストライター」をやったことがある。

その内訳は、女優1名、女性アイドル歌手1名、キャンペーンガール系女性タレント1名、男優1名。

さらに扶桑社の編集者時代にも、これはノーギャラで、自社から出版するタレント本のゴーストをやった。かなりのビッグネームである。たしか25万部ぐらい売れたんじゃなかったかな。

いまの時代、昔のように「あのスターがほんとうに自分で書いたんだ」とファンがまじめに信じることはほとんどないだろうから、じつはあの人の「エッセイ」や「手記」は、私がゴーストライターでした、と告白してもさほど驚きはないだろう。

なのでバラしちゃいますと、その人たちの名前は……。

やっぱりやめときます(笑)。

でも、80ぐらいのジイさんになったら、たぶんボケがきて、喜んで自慢げに口走ることになるでしょう。そのときまで楽しみにお待ちください。



【正解】 ゴーストライター
正解率63% 難易度11位


★★★★★★
【全正解リスト】
①イまたはア ②コ ③ソ ④テ ⑤ネ・ナ(逆順不可)
⑥ヘ ⑦ム・モ ⑧ヤ・ラ ⑨ン ⑩a・d
⑪g ⑫k ⑬q ⑭後ろ髪 ⑮ゴーストライター



さあ、まずはそれぞれ自己採点をなさってください。