2011年4月11日月曜日

可憐なる二尊院の枝垂れ桜


一口に「枝垂れ桜」といっても、さまざまな風情がある。




醍醐寺にある樹齢200年の枝垂れ桜(先日のブログにupした桜とは別)の風格ある姿は、まさに歴史の生き証人という感じだし、円山公園の枝垂れ桜は、華やかさとスケール感では京都一だろう。

天龍寺にある数々の枝垂れ桜は、天から桜のシャワーが降ってきた軌跡を、そのまま見るようでもあり、祇園白川の枝垂れ桜は、その周辺の環境とあいまって、これも別の意味で古都を代表する桜といえる。



そして二尊院の枝垂れ桜は、愛らしい舞妓さんにたとえたくなるたたずまい。

枝垂れ桜の上に白く見えるのは、屋根越しに咲く木蓮の花がちょうどかぶっているもので、白とピンクのコントラストを演出している。

二尊院の参道は、春は「桜の馬場(ばんば)」、秋は「紅葉の馬場」として知られ、とくに秋の紅葉は目をみはる美しさである。

だが、春はこの枝垂れ桜がいいのだ。



この寺には、田村正和(三男)をはじめとする田村四兄弟の父で、往年の大スター「バンツマ」こと阪東妻三郎(本名・田村傳吉)の墓がある。

ひさしぶりにそこへ足を向けてみると、長男の田村高廣の名前が墓碑銘に加わっていた。