2011年4月19日火曜日

桜取材、完全終了

じつは一昨日、右足首をひどく傷めて、それを無理して昨日、桜取材で歩き回ったせいか、けさになって痛みは猛烈なものとなり、まともに歩けない。

だが朝、意外にも晴れ間が出ていたので、タクシーを呼んで、昨日曇天下の取材しかできなかった原谷苑へもう一回、向かう。



現地までやってきたところで、急に日が陰り、雨まで降り出してきたので、おいおい、と思うが、すぐに雨は止んで晴れ間が覗いた。

さすがに昨夜の強い雨で、枝垂れ桜もかなり花びらが散ってしまったが、それでも青空に映える姿は美しい。

曇天の満開と、晴天の散りはじめ。どちらがいいかは微妙なところだ。

昨日は右足首に痛みを覚えながらも、同じ場所をふつうに歩けたが、きょうはきわめて歩行困難。原谷苑の敷地内のちょっとした傾斜を登るのにも、激痛で悲鳴を上げそうになる。

それでも仕事だから、歩き回って撮る。


ところで原谷苑へ向かうとき、仁和寺の脇を通るのだが、昨日は「五分咲き」だった看板(同寺のネットでは「七分咲き」だったけど)が、いきなり「満開」になっていた。


じつは昨日も仁和寺に立ち寄っており、このときは晴天だったから、それなりの写真が撮れたのだが、満開となればやはり再度行くしかない。

原谷苑からタクシーで仁和寺へ降りる。

このころには右足の痛みはじっとしていても脈打つほどになり、標高8000m級のヒマラヤを行く登山家のようなノロノロペースで、仁和寺の入口から御室桜の入口まで、かなりの時間をかけて足を引きずりながらたどり着く。

晴天の七分咲きと、晴天の満開とを較べるなら、これは後者がいいに決まっている。たった一日の違いだが、昨日とは格段に花びらの量感が異なっており、痛みをおしてきた甲斐はあった。


ごらんのとおり、御室桜はほとんど地面と変わりない低さから生えているのが特徴である。五重塔を入れ込んで撮るのが定番のアングルで、もちろんそれも押さえた。

去年までは、この桜の海の中へ自由に入ることができて、花見をすることも許されていたが、ことしから桜保護のために柵が設けられて立ち入り禁止となり、花見の宴席もぜんぶ取り払われてしまった。そのおかげで、ちょっと整然としすぎたのが残念といえば残念なところ。

京都桜前線のオーラスを飾るこの御室桜、満開の命は非常に短い。見ごろはあと二、三日。なんとかもって、今週末までだろう。

7日の醍醐寺の桜にはじまった桜取材も、こんどこそ、これにて終了。これがどんな形で作品になるかは、夏ごろには発表できるでしょう。