2011年4月8日金曜日

欧米人が消えた京都

昨日、仕事の撮影で桜の名所・醍醐寺を訪れた。半袖でもいいぐらいの陽気ということもあって、それなりの人出だったが、見事に欧米人の姿がない。

もちろん韓国や中国からの観光客も消えたのだろうが、我々と同じ髪の毛の色なので、その変化をビジュアル的に掴むことは難しい。だが、いわゆる「ガイジン」という範疇に入れられる西洋人の姿は、まったく見かけなかった。


このあと祇園白川の夜桜を撮影に行ったのだが、京都の中で最も外国人向きのスポットにきても、1時間ほど歩いて、見かけた欧米人はたったの3人。国際観光都市・京都のど真ん中で、ありえない状況だ。

逆に言えば、いままでさまざまな国籍の人々が多数歩いている状況を、いかにあたりまえの光景として受け止めていたか、だ。

3・11直後の京都は、それでもいつもと変わらない「外国人率」だったが、原発の深刻な状況が長引くにつれて、「いた人」は「予定を早めて出ていき」、「行こうと思っていた人」は「訪日を取りやめた」結果がこれだろう。



それでも例年よりは少なめとはいえ、日本人観光客はいる。この日本人観光客の姿さえも一斉に引いてしまったのが、一昨年、新型インフルエンザのパンデミック騒動がピークに達したときだ。あのときに較べたらマシというのも、不思議な感じがする。

だが、関西ローカルのテレビを見ていて、ここ一、二週間での明らかな変化は、「自粛ムードもほどほどにして、ここで関西が元気を出さなアカンやろ」という上向きのエネルギーが増してきたことである。

たしかに無事なエリアが牽引車となって日本経済を支えていかないと、共倒れになっては元も子もない。とくに首都圏がふたたび電力危機を迎える夏場は、西日本の元気が絶対に必要とされるだろう。