2011年4月2日土曜日

筆記体に大苦戦

きょうは執筆を休んで、ほぼ半日、約10時間ぶっつづけで外国語漬けになった。

数えてみると、11カ国語のリスニング・リーディング・ライティングのトレーニングをやった。「勉強」とか「学習」というより、「トレーニング」という感じだ。

順にあげると、フランス語、ドイツ語、韓国語、ロシア語、アメリカ英語、イギリス英語、中国語、ノルウェー語、イタリア語、スペイン語、アラビア語。

いちおうアメリカ英語とイギリス英語を分けているのは、最近になってイギリス英語の美しさに惹かれ、これはアメリカ英語とは別ものだと思うようになったからだ。


一方アメリカ英語のほうは、「キクタンメディカル」で医学英語に取り組んでいる。

医学英語はラテン語やギリシア語が語源になったものが多く、とにかく綴りだけ見たって発音の見当のつかないものばかりだ。ず~っとお手上げでいたのだが、キクタンシリーズで医学英語が出ているのを知って、とりあえずシリーズ6冊中、5冊を買う。

まず「症候と疾患編」のCDから聴きはじめるが、そうか、この単語はこんなふうに発音するのか、と感動の連続である。医者でもないのに医学英語をやってどうするんだといわれそうだが…。まあ、医者にはならなくても患者にはなるからね(笑)。

医者がカルテに専門用語を書いて事実を隠そうったって、ぜんぶ見抜いてやるんだ。ヤな患者になりそうだな、これは。




ところで、書くほうではハングルは問題ないし、中国語の簡体字にもだいぶ慣れたが、ロシア語の筆記体に手こずっている。

アラビア文字とかハングル文字のように、いっそまったく違う構造のほうが割り切れるが、ロシア語の場合、活字体と筆記体がぜんぜん違うのだ。しかも筆記体の文字には、英語のそれと見た目が同じでありながら、まるで違う読み方ケースが多い。

旧ソ連の略称であるCCCPを(エス・エス・エス・エル)と読むように、英語のアルファベットと同じ文字でも、違う読み方がになることはわりと知られている。しかしロシア語の活字体を目にすることはあっても、筆記体となると、まず見ない。

下の写真はロシア文字の筆記体の書き方を大文字と小文字で示したものだが、いちばん上の段の右から二組目を見てほしい。筆記体の大文字が「D」で、小文字が「g」という、考えられない組み合わせが出てくる。

この活字体は、漢字の「瓜」に似た形をしていて「デー」と読む。「デー」なのに筆記体の小文字が「ジー」とは。




上から四段目、左から二組目の小文字は、どうみても「m」である。ところがこれは「エム」ではなく活字体にすると大文字も小文字もT」となり、読み方も「テー」だ。活字体では「T」なのに、それを手書きにするときは「m」と書け、というのはムリだろ、と脳みそが悲鳴を上げる。

ちなみに「本物」の「エム」は「m」の真上にある「u」のような文字。これがロシア語の「エム」の筆記体である。しかし活字体になるとちゃんと「M」なのだ。これも「T」と同じで、大文字も小文字も同じ形で、サイズの大小だけで区別する。

また「m」の真下に、筆記体の「w」のような文字があるけれど、これは「ダブリュ」ではなく「シャー」と読む。

最上段右から三組目の大文字は英語の「T」とか「J」とか「I」を連想させるし、小文字のほうは、英語の「r」の筆記体にみえる。しかし、そのいずれでもなく、「ゲー」と読む。

その「ゲー」の真下には、これこそ「u」としか思えない筆記体がある。しかし、この活字体は英語の「N」を左右反転させて鏡文字にした形で「イー」と発音する。




ロシア語は活字体だけやってるぶんには、まだいいのだが、自分でノートを取るにはどうしても筆記体を使わざるをえず、そのときに上記のような混乱をきたすのだ。

おまけに発音のほうもロシア語独特の「軟子音」と、文字の有声化、無声化がひんぱんに出てきて、その点でもけっこう手こずらされる。

最初にロシア語をかじったのは中学2年のときで、即、ギブアップした。今回はちょっと粘ってみる。